とのうちブログ☆はてな編

横浜市都筑区にある「とのうちファミリークリニック」の院長です

2022年8月15日(月)の「ワイドショーいちおし」

問題発言で医学界から猛批判を浴びている近藤誠氏、虚血性心不全のため死去。73歳。

 

『がん医療 独自の主張でベストセラー 医師の近藤誠さん死去』NHK

お悔やみ申しあげます。ただ、この方のがんの放置やワクチン忌避につながる書籍などが特集されないことを心から願います。命を落とす方が出る可能性があるので(知念実希人氏)

 

『近藤氏については2017年にブログを書きました。近藤氏は「前期近藤」「後期近藤」に分けるべきですが、後期を作ったのは当時の医療界だとぼくは思っています。猛省すべきはそこにあります』(岩田健太郎氏)

『あと、近藤氏の事例は「患者の気持ちによりそう医師が必ずしも良い医師とは限らない」の好例です。現在でも「患者の気持ちに寄り添い」出鱈目な医療をしている医者はそこかしこにいます。患者からの信頼は厚く、下手すると学術界での評判も上々だったりします。良医の判定は難事なのですね』(同)

 

『当時のがん治療界隈がEBM否定、これに近藤氏がただ一人、立ち向かっていきました。当時の日本は感染症診療も出鱈目で臨床医学そのものが時代遅れ、基礎医学の業績で教授になった人が大学や学会を牛耳ってた時代です。あそこで「業界」がもっと耳を傾けていれば闇落ちしなかった、とぼくは思います』(岩田健太郎氏)

『近藤氏の間違った主張のために多くの人命が失われてきたと思います。これを憤る専門家は多いですが、その近藤氏を生み出したのは往時の学術界の非科学的頑迷さです。そこの落とし前を専門家たちは付けていないのではないでしょうか』(同)

 

『近藤誠先生は、昔はエビデンスの鬼でした。近藤誠先生の変節についての詳しい経緯は、こちらにまとめています』(屋代香絵氏)

「K医師との想い出」(note

 

沖縄県の例を見ても分かるが、医療のひっ迫に関する医療現場担当者と、行政の認識の乖離が過去最大だと感じる。 行政側の承知の上での乖離ならそういう考えなのだと理解するが、何をどう考えた上でこのような現状があり、何を目標にしているのか、国からも適時メッセージが欲しい』(笠原敬氏)

 

『とある女性漫画家さん、「医療者は忙しいとか言うな!嫌なら辞めろ」的なことをツイートしていて、そんなこと言ったらだめんず』(カエル先生・高橋宏和氏)

→『なぜ、医療従事者にそこまで怒りをぶつけるのだろう? 医療従事者がいっせいにCOVID対応をやめたら、困るのは患者さんたちなのに…… ボロボロになりながら頑張っている方々が罵声を浴びるのはあまりにも理不尽では』知念実希人氏)

 

きのうのコロナ感染者は全国で173656人。1県で過去最多。

東京22740、神奈川9703(横浜4489)、埼玉9659、茨城3178、千葉4603、宮城2418、北海道6006。

大阪14546、兵庫8875、京都4776、滋賀2165、三重2897、岐阜2794、三重2897、新潟2625。

広島5604、岡山2935、山口2585、愛媛2370、福岡8415、長崎2981、熊本2966、宮崎3011、鹿児島3489、沖縄3679。

 

『『ちむどんどん』ヒロインの結婚という見せ場がまるでホラー展開…(第18週)(渡辺裕子)』(日刊サイゾー

※渡辺さんの記事を読むために、ムリしてちむどん見てる。「美しい花嫁姿と笑顔の力」はまったく賛同できない。

 せっかく「賢秀よかった」と書いてくれたのに、きょうはまた胸くそ悪い展開に。

 

今朝は晴れ。最高気温34℃(+1℃)。

日の出5:00、日の入り18:31。