とのうちブログ☆はてな編

横浜市都筑区にある「とのうちファミリークリニック」の院長です

ネビア Neh.via☆青葉区・あざみ野 イタリア料理

あざみ野駅西口側の大通り沿いに、不思議な店があります。

店と言っていいのかどうかもわかりませんが、店名らしきものが小さく書いてあるので、たぶん店。
なんと読むのか、わからない。

小さなプレート以外の看板はなく、中もうかがい知れないので、詳細は不明です。
人を拒絶する風格すら漂わせています。

入口扉わきにかかったディスプレーをのぞき込んで、イタリア料理店であることがわかりました。

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夜はライトアップされるのでそれらしい雰囲気はあります。

電話したら店主らしき男性が出ました。
わりとフランク。

メニューは6800円のコースだけと書いてあったので、選択の余地はありません。

先客は1人。スタッフは店主とフロア係の妙齢の女性。
もしかしたら夫婦かも。

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はじめに出されるグリッシーニが味わったことのない味付けでうまい。

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パルマ産生ハム

19か月熟成したハム。
コレラの影響でいまは入ってこないので、幻の食材。
鳥取県産の輝太郎柿とともに。

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きのこだけ

マッシュルームの料理。
まわりの粉は八角とマッシュルーム。
「だけ」なのに十分料理。手をかけたソースがうまくてパンにつけて完食。

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郷土料理バトソア

バトソアとは豚足を煮込んでほぐしてパテにして揚げたもの。
横の赤いのは赤パプリカとカラメルのマルメラータ。
マルメラータとはイタリア語でジャムのこと。

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ウサギラグーのパスタ

パスタは自家製で、ピエモンテ州では乾燥させるのがふつうとか。
※調べたら「タヤリン」と言うらしいですね。

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豚肩ロースの炭火焼き

神奈川県産やまゆりポーク。

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デザートのアイスクリーム

ジェラート」という名前から舌によみがえる食感を裏切るなめらかさ。

シェフの岩男氏はイタリアに7年いて、そのうちの5年はピエモンテ州のカナーレに在住。
2020年2月帰国。

3年くらい向こうに行ってたって人が多いけど、7年は長いんじゃないの。
と思って聞いたら、学生ビザは3ー4年の期限なのでそれ以上は滞在できない。
岩男さんの場合は、はじめの2年は学生ビザだったが、就労ビザに切り替えられたので長くいられた。

ミラノに2か月住んでいたアパートで一緒だった友人が秦野でジェラート屋を開店。
そこのジェラートが絶品なので、デザートとして取り寄せさせてもらっている。
20種類以上もあるうちの2種類を時々にセレクトして供している。

実は岩男さん、はじめてのお勤め先は西麻布の和食屋さん。
イタリア料理を目指して就職したが、入ったらイタリアン部門がなくなってしまった。
そこで5年間懐石やおでん、ふぐなどを扱ったという経歴があるので、技の幅が広そう。

お客さんは1人でおもてなしできる数にしぼっているので、看板もないし宣伝もしていない。
女性スタッフは、はじめお客さんとして来て、たいへんそうなシェフのお手伝いしたいとアプライした人。
押しかけ、ですね。

イタリア料理店ではあまりお目にかからない料理の数々。
興味深々でいただいたが、どれもおいしかった。

余ったグリッシーニは袋に入れてくれてお持ち帰り。

はじめて行った店
「Neh.via」(ネビア)  青葉区・あざみ野  ジャンル:イタリア料理
 横浜市青葉区あざみ野1-24-4
 お店のインスタグラム
  2022年7月30日開業

初訪問 2022年10月
 あくまでも初訪問時の印象です。
 タイミング、体調や気分などで、評価は大きく変わります。
 別の日に行ってたら、まったくちがったかもしれません。

評価
 ★★★ ぜひまた来たい
 ☆☆  また来てもいい
 ☆   2回目はない